建売住宅購入の流れは?期間の目安はどのくらい?
新築の建売住宅を購入する場合、物件探しから引き渡しまでどのような流れで進むかイメージが湧かない方も多いでしょう。
新築住宅を建てる場合や中古住宅を購入する場合とは異なるポイントがあります。
そこで、今回は新築建売住宅を購入する際の流れから期間の目安についてまで詳しく解説します。
これからマイホーム計画を始める方は、ぜひ参考にしてください。
コラムのポイント
・建売住宅は注文住宅と比べると、短期間で契約・引き渡しまで辿り着けます。
・物件探しから契約、引き渡しに至るまでの流れを把握しておくことで、後悔のないマイホーム購入が実現できます。
・“ライズクリエーション”は、お客様それぞれのライフスタイルにあった注文住宅や、スタイリッシュな建売住宅を数多く手掛けています。
Contents
- 1 物件探しから引き渡しまでの“13”ステップ
- 1.1 STEP01 あなたの理想に合う物件探し
- 1.2 STEP02 候補が決まったら内覧(完成済み物件の場合)
- 1.3 STEP03 住宅ローンの審査を受ける
- 1.4 STEP04 売主への購入申し込み
- 1.5 STEP05 契約日・引き渡し日の確認
- 1.6 STEP06 ホームインスペクションの手配(完成済み物件の場合)
- 1.7 STEP07 契約内容の確認
- 1.8 STEP08 重要事項説明を受ける
- 1.9 STEP09 売買契約締結・手付金の支払い
- 1.10 STEP10 住宅ローンの契約締結
- 1.11 STEP11 引渡し日・引き渡し前検査日の最終調整(未完成物件の場合)
- 1.12 STEP12 引き渡し前検査の立ち会い(未完成物件の場合)
- 1.13 STEP13 引き渡し・登記手続き
- 2 建売住宅を買うまでの期間目安は?
- 3 まとめ|建売住宅の購入はプロに相談を
- 4 茨城県で建売住宅を検討中の方は〈ライズクリエーション〉にご相談を
物件探しから引き渡しまでの“13”ステップ
建売住宅とは、不動産会社や工務店、デベロッパーなどが土地を購入し、そこに住宅を建ててセットで売り出す住宅です。
分譲住宅と呼ばれることもあります。
一から間取りやデザインにこだわれる注文住宅と比較されることも多いですが、建売住宅には建売住宅ならではのメリットがあります。
〈建売住宅9つのメリット〉
- ■ コストパフォーマンスがいい
- ■ 購入から引越しまでが短期間
- ■ 打ち合わせ手間が少ない
- ■ 立地がいい
- ■ おしゃれな家が多い
- ■ 万人受けするプランで資産価値が高い
- ■ 土地と建物のローンを一本化できる
- ■ 完成形を見てから購入を決断できる
- ■ 仲介手数料がかからない可能性もある
・建売住宅と注文住宅でお悩みの方必見「建売住宅を買ってよかった」9つの理由
ひと昔前は、「建売住宅=量産型の家」というイメージが強かったですが、最近は間取りやデザインにこだわった“一点もの”も少なくありません。
では、建売住宅の購入はどのような手順で進めればよいのでしょうか?
STEP01 あなたの理想に合う物件探し
まずは、あなたの理想に合う物件探しから始めましょう。
不動産情報ポータルサイトを使うのが手軽ですが、ある程度住みたいエリアが決まっている場合は地元の不動産会社などに相談するのがおすすめです。
地域の特性などについても教えてもらえるでしょう。
チェックするポイントは以下の通りです。
〈建売住宅探しのチェックポイント〉
- ■ 立地・周辺環境(治安、教育施設、医療施設、スーパーマッケットとの距離など)
- ■ アクセス(学校や職場までの交通アクセス、電車・バスの本数、駅・バス停までの距離など)
- ■ 敷地(日当たりや風通し、ゴミ集積場との位置関係、駐車場・駐輪場の台数や広さ、前面道路の交通量など)
- ■ 間取り(必要な部屋数、収納量、水回りの使い勝手など)
- ■ インテリアデザイン(デザインテイストやベースカラー、未完成物件の場合はカラーチョイスの有無など)
- ■予算(家本体の価格やエクステリアなど別途工事の有無)
STEP02 候補が決まったら内覧(完成済み物件の場合)
建売住宅は、完成した住宅が売り出されている場合と、未完成もしくは建設中の段階で売り出される場合に分かれます。
完成済みの物件を見つけたら、必ず内覧しましょう。
物件情報の間取り図からは広さ感が伝わりにくいですし、日当たりや風通しは現地を訪れてみないと体感できないからです。
STEP03 住宅ローンの審査を受ける
ある程度購入したい住宅が決まったら、住宅ローンの仮審査(事前審査)を受けましょう。
大体3〜7日程度で結果が出ます。
契約者の完済時年齢や収入、健康状態などが見られます。
最近は、手軽なWeb審査もあるため、審査が通るか心配な方は、複数の金融会社へ相談することもできます。
仮審査が通り、融資を受ける金融機関が決まったら、購入物件を決めたタイミングで本審査をしてもらいましょう。
こちらは、結果が出るまで1〜2週間程度かかります。
STEP04 売主への購入申し込み
住宅ローンの審査が通り支払いの目処が立ったら、売主へ購入申し込みをします。
不動産会社から購入申し込み書をもらって、価格や引き渡し時期などの購入希望条件を記入して提出します。
建売住宅は売主が不動産会社などになるため、2〜3日、長くても1週間程度で返答をもらえます。
ちなみに、購入申し込みは“意思表示”するためのものであり、法的拘束力はありません。
そのため、万が一気持ちが変わった場合は取り下げることができます。
しかし、関係各社が提出を機に手続き準備を進めるため、無闇な取り下げはあまり好ましくないでしょう。
STEP05 契約日・引き渡し日の確認
購入申し込みをしたら、売主と買主で契約条件を協議します。
売買価格はもちろん、引き渡し時期や手付金割合などをすり合わせ、お互いが納得いけば無事に契約日や引き渡し日を決められます。
STEP06 ホームインスペクションの手配(完成済み物件の場合)
既に完成している場合、家の性能をしっかりと確認したい方は、契約条件がある程度まとまった段階でホームインスペクション(住宅診断)を手配しましょう。
ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、不具合事象の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務を指します。
(中略)
診断の方法は、目視で、屋根、外壁、室内、小屋裏、床下などの劣化状態を診断するのが基本です。
機材を使用する詳細診断もあります。
ホームインスペクターは住宅の「かかりつけのお医者さん」です。
米国では、州によって異なりますが、取引全体の70〜90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
日本でも近年、急速に普及しはじめています。
費用は床面積によって異なりますが、4.5万円~6.5万円程度が相場です。
給排水管の中まで調査してもらいたい場合など、別途オプション費用がかかる場合もあります。
STEP07 契約内容の確認
建物の性能に納得できたら、不動産会社に契約書類を作成してもらいます。
重要かつ細かな内容となるため、事前にコピーなどをもらってご自宅で落ち着いて内容を確認することが大切です。
必ずチェックしなくてはいけないのが、「重要事項説明書」と「売買契約書」。
それぞれ以下のような項目が記載されているので、間違いがないか十分チェックしましょう。
〈重要事項説明書〉
- ・物件の所在地
- ・構造種類、床面積
- ・用途地域に関する特記事項
- ・登記された権利の種類
- ・上下水道・電気・ガスの整備状況
- ・アスベスト(石綿)使用の調査内容
- ・水防法に基づく水害ハザードマップにおける所在地
- ・購入代金以外にかかる費用
- ・契約の解除について(損害賠償や違約金など)
- ・供託や保険の加入について
- ・支払金、預り金の保全措置
- ・契約不適合責任の範囲と申告期限
〈売買契約書〉
- ・売買金額
- ・支払い条件
- ・物件の所在地
- ・建物の住所、面積
- ・売主と買主の住所、氏名
重要事項説明書にはたくさんの重要な情報が記載されていますが、その中でも注目すべきなのが「契約不適合責任の範囲と申告期限」です。
建売住宅を購入後6か月程度で不具合が生じたというような場合には、もともと売買契約締結の時点、ないしは引渡前の段階で、すでに建物には不具合が生ずるような欠陥が存在していたことがうかがわれます。このように、売買契約を締結した場合に、その売買の目的物が通常有すべき品質を有していないなどの欠陥があった場合、その欠陥を「契約不適合」といい、売主は、買主に対して「契約不適合責任」を負わなければならない場合があります。
(引用:一般財団法人 住宅金融普及機構)
建売住宅の場合は、不具合を申し出る期間が6ヶ月程度に設定されていることが多いですが、場合によっては変動することもあります。
また、契約不適合責任の対象外(免責)となる部分がある旨を記載した特約がある場合もあるため、十分内容を確認し、不明点があれば早めに不動産会社へ問い合わせましょう。
STEP08 重要事項説明を受ける
事前に確認しておいた重要事項説明書の内容を、不動産会社の担当者が再度口頭で説明し、売主・買主双方が納得した場合はその場で署名・押印します。
この重要事項説明は売買契約の際に必ず行わなくてはならず、通常は契約直前の同日に行います。
STEP09 売買契約締結・手付金の支払い
ここまで来たらいよいよ契約を結びます。
内容を再度確認し、問題なければ売主・買主双方が署名押印して完了です。
契約と同時に手付金(頭金)を支払うため、事前に振り込み用紙などを記入しておくことをおすすめします。
STEP10 住宅ローンの契約締結
売買契約と同時に、事前審査しておいた金融機関と住宅ローン契約を結びます。
ローンの契約には、所得証明書や住民票などの必要書類がありますので、事前に金融機関へ確認し準備しておきましょう。
STEP11 引渡し日・引き渡し前検査日の最終調整(未完成物件の場合)
契約書には引き渡し日が記載されていますが、未完成住宅の場合は諸事情によって変更される可能性もあります。
また、完成したら内部を最終確認する「引き渡し前検査」も行わなくてはいけません。
売主と相談して、引き渡しまでのスケジュールを調整するため、入居希望時期がある場合は、きちんと伝えておきましょう。
STEP12 引き渡し前検査の立ち会い(未完成物件の場合)
いよいよ購入する住宅が完成したら、現地へ出向き、以下の点を重点的に確認しましょう。
〈引き渡し前検査の主なチェック項目〉
- ・設計図通り、契約書通りに建てられているか
- ・汚れやキズはないか
- ・施工不良箇所はないか
- ・ドアや窓はスムーズに開閉できるか
- ・水はきちんと流れるか、水漏れはないか
- ・外壁や基礎にひび割れはないか
「検査日当日にもれなく確認できるか心配」という方も安心してください。
先ほども紹介した「契約不適合責任」によって、建物の耐久性に関わる重要な部位については、引き渡しを受けた後も不具合があれば売主へ保証や是正する義務が課せられます。
ただし、申告期限が設けられているため、引越し後は速やかに不具合がないかどうか確認しましょう。
STEP13 引き渡し・登記手続き
引き渡し前検査で見つかった不具合を是正し終えたら、いよいよ引き渡しを受けます。
残金を支払い、司法書士へ登記変更手続きを依頼しましょう。
通常は、不動産会社が手配してくれますので、買主は住民票や印鑑証明などの必要書類を揃えるだけです。
ポイントは、まだこの段階では土地・建物の権利は買主へ移っていないという点。
登記変更が無事済んだ段階から、権利が売主から買主へ移ります。
・注文住宅の諸費用とはどんな費用?どのくらい用意するべき?
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建売住宅を買うまでの期間目安は?
建売住宅を購入するには数々のステップを踏まなくてはいけません。
未完成物件・完成物件によっても引っ越せるまでの期間は大幅に異なりますが、一般的には物件探しから契約までが4〜10ヶ月、契約後入居するまでが1〜3ヶ月程度のことが多いです。
ただし、人気の高い建売住宅ですとかなり早い段階から売りに出されるため、さらに待つ期間が長くなる可能性もあります。
引越ししたい時期が決まっている場合は、不動産会社へ早めに相談し、スケジュールを調整しましょう。
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まとめ|建売住宅の購入はプロに相談を
建売住宅は、土地を購入してから建築計画を始める注文住宅と比べると、引き渡しを受けるまでのステップがコンパクトで、短期間で入居できます。
しかし、物件探しから引き渡しまでのステップが少ないという訳ではありません。
やらなくてはいけないこと、確認しなくてはいけないことが山積みです。
「初めてのマイホーム購入で不安」という方も安心してください。
私たち“ライズクリエーション”は、建売住宅の建設・販売から、注文住宅の土地探し、資金計画、設計・施工、アフターメンテナンスまで、住まいに関わる全てをサポートしてきた実績があります!
茨城県南部と千葉県東部を中心に、数多くの建売住宅・注文住宅を建設してきていますので、「住みやすい家にしたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
茨城県で建売住宅を検討中の方は〈ライズクリエーション〉にご相談を
せっかくマイホームを買うなら、ずっと住み続けられる家を選びたいですよね。
私たち“ライズクリエーション”は、注文住宅も建売住宅も手がける建築会社です。
- ■ 不動産売買の専門スタッフによる「土地探しのご相談」
- ■ 資金デザインのプロによる「住宅ローン相談や資金計画のご提案」
- ■ 家づくりの知識と経験豊富なプロの設計士による「ライフスタイルに沿った住宅プランニング」
- ■ 熟練した現場管理スタッフや施工スタッフによる「住宅建設」
これら全てをワンストップで丸ごとお手伝いできる当社だからこそ、高品質の建売住宅をご提供できると自負しております。
茨城県で心から満足できる建売住宅を買いたい、スタイリッシュな注文住宅を建てたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。