家づくりの流れと土地を購入するタイミング
家づくりを計画するにあたって、どの程度の期間がかかるのだろう?工務店や土地はどうやって選ぶの?地鎮祭は素どうすればいいのかしら?…など様々な疑問が出てくるのではないでしょうか?家づくりに関する本や雑誌を読んだり、ネットで調べたりして情報を集めることと思いますが、まず初めに家づくりの流れについて理解しておくことが大切です。
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家づくりの流れ① 家族会議と情報収集
家づくりは、「終の棲家となるまで暮らし続ける家を建てる」という大切な出来事です。それまでの長い期間を家族全員が、健康で快適に暮らせる安全な家にしなくてはなりません。「家族全員が健康で快適に暮らせる家」の基本は、家族構成と、現在の家族の暮らし方にあっている家、ライフステージが進み、家族構成や暮らし方に変化が起きた時にも対応しやすい家です。そのような家を実現させる家づくりのスタートは家族の希望をまとめ理想の家のイメージを作ることです。
家づくりを検討し始めると、インテリア雑誌や大手ハウスメーカーのテレビコマーシャル、又は歩いている時に見かける素敵な家が目に入りやすくなります。そんな時、こんな家に住んでみたいなあ…と思うこともあるのではないでしょうか?
一方、本当に暮らしやすい家は、イメージだけではなく家族の希望が満たされている家です。それぞれの家族にはそれぞれ違った理想の家があります。100の家族があれば100の理想の家があるはずです。自分たち家族の理想の家を実現する為には、まず始めに、家族全員の希望を満たす家に必要な条件をリストアップしていくことが大切です。
家族にとって利便性の良い土地
土地を探す準備として、通勤、通学、食糧品や日常的に必要な品々の購入、児童館など子育てのサポートを受けられる場所、子どもの病院、市役所などの公的機関などへの利便性の中から、家族のとっての優先順位を決めていきましょう。
土地探しにおいて、予算内で100パーセント希望を満たす土地を見つけるのは至難の業です。実際に土地探しを始めると、希望と予算の狭間に立たされます。その時の為に、絶対譲れない条件、譲歩できる条件というように優先順位を決めておくと、土地探しがスムーズに進められます。
家族の理想の暮らしができる家を構成する要素
理想の暮らしに必要な要素には家族構成と暮らし方にあった間取り、家の中の環境の快適さと省エネ、家族の好みに合う外観と内装のデザインが挙げられます。
家族構成と暮らし方にあった間取り
いつも家族が一緒に過ごす楽しくて暖かい家にしたいというご家族と、自分の時間を大切にしたいというご家族では、暮らしやすい間取りが異なります。来客が多い家族、少ない家族、ご夫婦と子ども一人の家族と二世帯住宅というように、家族構成や暮らし方に合わせて間取りが決まっていきます。家族の希望する具体的な暮らし方を明確にしていきましょう。
家の中の環境の快適さと省エネ・創エネ
夏涼しく冬暖かい家を省エネで実現したい、そのサポートとして太陽光発電も採り入れたいというような希望は、予算によって実現できる幅が変わってきます。住宅の性能のグレードを上げるほど快適性、省エネ性は高くなりますがその分予算も上がっていきます。
家づくりの流れの中では、常に予算と希望との折り合いをつけていかなくてはならないので、この部分でも家づくり全体のバランスを見ながら決めて行けるよう、住宅性能のグレードの高さに対する優先順位を決めておくことが大切です。
住宅性能に関しては、施工を依頼する建築会社から説明を受けることができますが、自分たちが希望する快適さや省エネ性のレベルをまとめておくことが大切です。
家族の好みに合う外観と内装のデザイン
帰宅した時に通りから見える自分の家を見てこの家を建てて良かったと感じられるような外観デザイン、心地よく寛げる内装デザインは、暮らしの質を向上させます。インテリア雑誌の写真やモデルハウスなど、好みに合うデザインの情報収集をしましょう。
■ 家を建ててからのゆとりある暮らしを維持する為には、予算オーバーしない、無理なく返済できる住宅ローンの額を固持することが大切です。では、どのようにして予算オーバーを抑えたらよいのでしょうか?
家づくりの流れ② 土地探しと工務店探しはどっちが先?
家族の希望がリストアップでき情報収集も完了した時点で、いよいよ具体的に動き出します。その際に、土地探しと工務店探しはどっちを先にしたらよいのか迷われることもあるのではないでしょうか?不動産業者に土地探し、工務店に施工を依頼する方法と、工務店を先に探し工務店といっしょに土地探しをする方法があります。別々に依頼する場合、両方の連絡役をする必要がある、住宅ローンをまとめるタイミングが難しいなどの煩雑さがあります。
一方、工務店といっしょに土地探しをすると、始めに家族の理想の家について伝えてあるので、土地を見ながら具体的な間取りなどの提案を受けられます。特に段差のある土地、変形地など一般的には家が建てにくい条件の土地に対して、土地の条件を活かした間取りの提案が出されることもあります。そのような場合、整形地より価格を抑えて土地を購入できる可能性があります。
また、土地購入のタイミングでは住宅ローンが実行されないので、土地先行融資やつなぎ融資が必要ですが、工務店といっしょに土地探しをする場合、土地の購入費と建築費を一本化した住宅ローンを利用できる可能性があります。一本化した住宅ローンには手続きや返済がシンプルになる、諸費用を抑えられるという良さがあります。
■ 土地を購入してから、注文住宅が完成するまでにかかる費用全般と、諸費用について確認していきましょう。
家づくりの流れ③ 打ち合わせから完成まで
金融機関選びと住宅ローンの返済計画と施工を依頼する工務店、新居を建てる土地が決定すると、工務店との様々な打ち合わせが始まります。
話し合い~契約
準備していた家族の希望を全て工務店に伝えると、希望と予算に合わせたプランが提案されます。予算内で納得できるプランが完成するまで話し合いが続けられます。無限に予算がある場合には、簡単にすべての希望を満たすプランが完成します。しかし、一般的には予算と希望のバランスを取りながら、理想のプランが完成するまで家族と工務店の間でキャッチボールを繰り返します。最終的なプランが完成したらいよいよ契約です。
地鎮祭~着工
契約後は、プランに沿って間取り図や外観、内装のデザインが進められていき、着工となるのですが、この時点で地鎮祭を執り行います。地鎮祭は土地の神様に家を建てる許可を請い、工事の安全を祈る昔からの風習です。家族で手配する方法が分からない場合は、施工を依頼する工務店に準備を依頼できます。
工事が始まると、大型車両の乗り入れ、騒音などでご近所に迷惑がかかる為、着工前には工務店が近隣の人への挨拶に回ります。ただ、それだけではなく地鎮祭のタイミングで、両隣、お向かいと裏の家には、家族でごあいさつに回ると、暮らし始めてからのご近所付き合いがスムーズにできます。
この他に、住宅の要となる柱と梁の構造部が完成し、屋根に棟木が取り付けられた時点でおこなわれる上棟式もあります。ここまで無事に工事が進んだことと完成までの無事を祈るという意味と、現場の大工さんたちを労うという意味があります。ただ、近年は地域にもよりますが、上棟式を省かれるご家族もあります。
完成~入居
家が完成後は、社内検査、第三者保険機関や公的機関による検査が行われ、その後に新居が家族に引き渡されます。
家づくりに必要な期間には幅があります。家族の希望をまとめたり情報収集をしたりする期間には約1~3か月、施工会社選びと土地購入に1~3か月、契約~着工までの打ち合わせ期間に3~10か月、着工から完成までには4~10か月かかります。引き渡し後には登記手続きなどに数週間かかります。
家づくりは工務店との話し合いまでが、家族の担う重要なパートです。実際に建築が始まってしまえば、家族がすることはそれほどありません。もれなく家族の希望をまとめ、明確な理想を工務店に伝えることがとても大切です。
■ 何から始めよう…と迷っているうちは、とにかく情報収集をすることが大切です。家族の為の家の理想像を具体的にするために、集めたい情報の要素を項目別に考えていきましょう。
ライズクリエーションの家づくりへの想い
一生に一度だからこそプロの提案をしたい。
その為に私たちは営業・設計士など関わる人全員一丸となって家づくりに臨んでいます。プロの設計士、建築家がじっくりヒアリングをし、営業がお客様のサポートをいたします。
特に提案力には自信を持っており、多くのお客様から他社には無かった予想の上を行く提案が決め手とご好評いただいています。どんなに細かいご要望や不安もお気軽にお話しください。