“ウッドインテリア”でおしゃれな住まいに。ポイントは?
家のインテリアを検討する際に、皆さんは何を重視しますか?
落ち着く空間をイメージする方が多いでしょう。
とかく持ち家の場合には、天井・床・壁や造作家具など、簡単に変えられない部分に関してはしっかりこだわりたいところですよね。
そこで、今回は「ウッドインテリア」のメリット・デメリットや、ウッド素材の取り入れ方、材料種類について解説します。
これからマイホーム計画を始める方はもちろん、今のお住まいをおしゃれにリノベーションしたい方は、ぜひ参考にしてください。
コラムのポイント
- ウッドインテリアには、意匠面・健康面・心理面・安全面・環境面でメリットがあります。
- 木の特性を理解した上で、お好みやご予算に合わせて取り入れることが重要です。
- “ライズクリエーション”は、茨城県でお客様それぞれのライフスタイルにあった注文住宅や、スタイリッシュな建売住宅を数多く手掛けています。
Contents
ウッドインテリアはどうして長く愛されているの?メリットは?
家の内装に古くから使われている「木」。
ウッドインテリアは日本だけではなく、世界中で親しまれています。
主に考えられる理由は6つです。
温もりが感じられる
木に触れると、なんとなく温かみを感じるという方も多いでしょう。
実はそれには科学的根拠があります。
木材は他の建築材料と比べても、熱伝導率が低いのです。
熱伝導率とは熱の伝えやすさを指し、値が低いほど周辺の熱影響を受けにくいことを意味します。
(引用:林野庁)
そのため、住宅の断熱性を高める目的で多く使われていますし、内装へ取り入れれば温もりのあるインテリアに仕上がるのです。
リラックスできる
視覚的・感覚的に癒されるウッドインテリアですが、実は身体的にもリラックス効果があると言われています。
無垢材から放たれる木の香りに含まれるフィトンチッドという成分には、脈拍や血圧を下げる特性があり、さらに林野庁が行った実験にのよると、ストレスを受けるほど高まるアミラーゼの活性が低下したという結果も出ています。
(引用:林野庁)
体への負担を軽減できる
木材には、紫外線や音をよく吸収するという特性があります。
そのため、窓から差し込んだ直射日光が反射して眩しいということもありませんし、外部の騒音を和らげてくれる効果も期待できます。
つまり、目や耳への負担を軽減できるということです。
実際に、病院や高齢者施設、教育施設にも多くウッドインテリアが採用されています。
(引用:林野庁)
室内での怪我リスクを抑えられる
木材、特に無垢材は、素手や素足で触れると吸い付くような質感が感じられるでしょう。
その理由は、調湿効果によって空気中の湿気を抱え込み、滑りにくいからです。
また、管状の細胞が無数ある木材は、クッションのような衝撃吸収力を兼ね備えています。
そのため、ぶつかったり転んでも、怪我するリスクは他の建築材料よりも低いでしょう。
(引用:林野庁)
加工性・施工性が高く予算に合わせて材料が選べる
金属や石などと比べると、木は加工しやすく軽いため、取り扱いやすい点がメリットです。
現場に合わせて細工することもできますし、樹種などによって価格幅が大きいため、予算に合った材料選びができる点も強みと言えるでしょう。
また、色味や木目によってイメージが大きく変わるため、ウッドインテリアと一言で表しても、個性やオリジナリティを表現することも難しくありません。
環境問題解決につながる
木材を利用すると、他の建築材料よりも「二酸化炭素の固定」「石油系原料の削減」「製造時の二酸化炭素排出量抑制」の面で、地球温暖化防止に貢献できます。
樹木は、光合成によって大気中の二酸化炭素を取り込み、木材の形で炭素を貯蔵している。このため、木材を住宅や家具等に利用しておくことは、大気中の二酸化炭素を固定することにつながる。
例えば、木造住宅は、鉄骨プレハブ住宅や鉄筋コンクリート住宅の約4倍の炭素を貯蔵していることが知られている。
また、木材は、鉄やコンクリート等の資材に比べて製造や加工に要するエネルギーが少ないことから、木材の利用は、製造及び加工時の二酸化炭素の排出削減につながる。
例えば、住宅の建設に用いられる材料について、その製造時における二酸化炭素排出量を比較すると、木造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨プレハブ造よりも、二酸化炭素排出量が大幅に少ないことが知られている。
(引用:林野庁)
そのため、2010年に制定された「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が、2021年には「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律(通称:都市(まち)の木造化推進法)」として改正され、建築全般に積極的な木材利用が推奨されています。
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ウッドインテリアにデメリットや注意点はある?
古くから親しまれ続けているウッドインテリアですが、採用する前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。
ご自宅のインテリアを検討する際は、かならずこれらについても十分理解しておきましょう。
無垢材の変形リスク
無垢材(天然木材)は、空気中の湿気によって含水率が変動し、湿潤と乾燥を繰り返すことによって細胞壁が伸縮し、反りや歪みなどの変形を起こしてしまう可能性があります。
また、ひどい場合は木割れによってクラックが入ってしまう恐れもゼロではありません。
そのため、取り合い部分に敢えて変形時の負荷を軽減するための隙間を開けるなど、木の特性を踏まえた設計・施工が必要です。
経年変化がある
タイルや石材のように、年月が経っても大きな変化のない材料と比べ、日焼けによる変色は避けられません。
しかし、樹種によっては経年によって色ツヤが増すものもあるため、経年変化を“家と過ごした大切な歴史”と捉え、変色などを楽しんでみるのもおすすめです。
最近は、ヴィンテージインテリアやインダストリアルインテリアの流行から、敢えて木材をエイジング加工やダメージ加工した材料も人気が高まっています。
(引用:マルホン)
キズがつきやすい
衝撃吸収性が高く金属や石と比べると柔らかい木材は、どうしても物がぶつかれば凹んでしまいますし、キズもつきやすいです。
ただし、最近では表面にキズ防止のコーティングを施している物もありますので、どうしても気になる方はそれらを検討してください。
水に弱い
木材は水分を吸収する性質があるため、特に表面コーティングがされていなければ、耐水性は水にはあまり高くありません。
吸水して膨張し変形したり、水ジミがつく可能性もあります。
ですから、キッチンなどの水回り付近に取り入れる際には、材料選びを慎重にしてください。
無垢材変色したりキズがつきやすい、水に弱いなどの欠点がありますが、部分的な取り替えや補修がしやすいため、お手入れしながら長く住み続ける家にしたい場合には、おすすめです。
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ウッド素材をどう内装に取り入れる?
ウッドインテリアと言っても、木材をどこに取り入れるのかによって、お部屋の印象が大きく変わります。
お好みやご予算に合わせて、木材をどのように取り入れるのか、じっくり検討してみてください。
床
木質フローリングは、もはや住宅の定番ですが、木目や材質によって印象はガラリと変わります。
質感にこだわるなら無垢材フローリングがおすすめですし、お子さんやペットのいるご家庭では、耐キズ・耐汚性能のあるコーティング加工された床材をご検討ください。
天井・壁
最近住宅のデザインでトレンドなのが、板張り天井や板張り壁です。
シンプルなインテリアと合わせると、デザインのアクセントになりますし、天井ですと手に触れる場所ではないため、キズも心配ありません。
そして何より、高級感がプラスされ、趣ある雰囲気に仕上がります。
洋風・和風どちらのデザインにもよく馴染みますので、どのお宅にもおすすめです。
内装ドア
内装ドアは、意外と目につきやすい部分なので、ぜひ材質やデザインにこだわりましょう。
既製のドアを使うのもいいですし、造作でオリジナルデザインのドアを作ってもらうこともできます。
選ぶ色味や木目によって、アクセントとして際立たせたり、逆に床などとなじませたりなど、コーディネイトを楽しんでみてください。
カウンター・造作家具
カウンターや造作家具は、それほど視界を占めるものではありませんが、人の手が頻繁に触れる場所なので、本物の質感にこだわってみるのも良いでしょう。
木材は加工しやすいため、他の材料と比べても細かい納まりを実現しやすい点も魅力です。
・意外と知らない「造作家具」の特徴とは?“10”の注意点を紹介
パーテーション
空間を緩やかに分けられるパーテーションが人気です。
LDKなどひと続きの部屋を、用途別にさりげなく区切ると、空間にメリハリが生まれます。
圧迫感がなく、採光や通風が確保できる点もポイントです。
最近増えているリビング階段の脇などに取り入れるケースも少なくありません。
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ウッドインテリアに使われる材料は様々
ウッドインテリアに使われる材料にも、いくつかの種類があります。
それぞれの特徴を理解した上で、お好みや目的に合ったものを選んでください。
【無垢材】
天然木を施工しやすいように加工した材料で、木そのものの質感や見た目を活かせます。
施工後の変形や変色のリスクが高く、キズもつきやすいものの、部分補修がしやすいため、長く使い続けたい方におすすめです。
【挽板材・突板材】
挽板材は天然木を薄い板状に、突板材はシート状にスライスし、合板と張り合わせた材料です。
無垢材と比べると、かなり変形リスクが抑えられます。
また、同じ木目の材料をまとまった量入手できる点もメリットです。
ただし、深いキズがつくと補修が難しいので注意しましょう。
【オレフィン化粧板やメラミン化粧板などのプリント材】
これらの材料は、原料に木材は使っておらず、あくまでも木目はプリントによって表現されています。
そのため、木本来のメリットは得られません。
しかし、耐水性やメンテナンス性に優れているものも多いので、水回りのカウンター材や扉材として使われます。
・新築住宅の内装の決め方 おしゃれな雰囲気だけを求めてはだめ!
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まとめ|ウッドインテリアで温もりが感じられる住まいに
内装に木材を取り入れるメリットは、デザインなどの見た目に関わる点だけではありません。
体に優しく環境に優しいウッドインテリア。
ぜひ、ご自宅の内装に取り入れてみてください。
ただし、その際には木材特有の注意点を理解しておくことが重要です。
どこにどのように取り入れるかによって、お部屋の印象は異なります。
「何から始めればいいか分からない」という方は、まず“ライズクリエーション”までお問合せを。
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